SALONE2007(元町・中華街)|モダン&洗練されたイタリアン。1品目からデザートまで隙無し。

SALONE 2007 (サローネ ドゥエミッレセッテ)

神奈川県横浜市中区山下町36-1 B1F

045-651-0113


サローネと言えばモダンで小綺麗な料理が種類多くいただけるイタリアン、気の利いたサービスと共に料理に合わせたワインのペアリングが楽しめる…という印象なのですが、その総本山とも言うべき場所がこちら。サローネグループの旗艦店、SALONE2007 。横浜という場所柄、我々とは縁遠かったのですが、近くのホテルを予約して初訪問。なかなか重厚な扉で地下がお店。門構えだけで期待が高まります。

料理は冒頭から最後までどれも本当に手がかかっていて見た目は美しく、しかも見た目だけじゃなくどれもちゃんと美味しくて、サローネさんらしさ満点なコースを満喫出来ます。更に言えばその割に値段が安くてお得なのではないでしょうか。


毎回圧倒的に飲み過ぎるのでワインのペアリングは自重しグラスで数杯にしましたが、きっとペアリングで冒頭から合わせて行くのは良い体験になると思います。ミシュランじゃないですがまさにWorth the trip,横浜に宿を取ってでもまた行きたいお店。


ポテト・トリュフ

オイル?バター?かは分かりませんがトリュフの香りがしっかり付いたマッシュポテトをA5のサーロインで巻いたピンチョス風のアミューズ。肉にトリュフにポテト。これは不味い訳が無い。


馬肉・バーニャカウダ・フランボワーズ

一口食べてみて、何と手間の掛かった!と言う感想。見た目が美しいのはもちろん幾重もの味が押し寄せて来ては舌の上でひとつに統合されこれまでに食べたことの無い面白い組み合わせの美味さを感じられます。まったりとした馬肉のタルタル的なモノの中にナッツの食感が面白く同時に薫製(卵黄のソース)がやって来ます。と思ったら爽やかな香りのソース(フランボワーズ)も重なり、ガーリックというかアンチョビの風味もやって来る。ひと口でどこまでも楽しませてくれる前菜。


平目・タコ・蛤

平目、蛤、タコ。それにオレンジオリーブオイルを加えて蒸した(ヴァポーレ)料理。哲学というタイトルですしこれはスペシャリテなのかも。旨味が凝縮されていて、シンプルながら間違いの無いストレートな料理。


ザンボーネ・レンズ豆・チリメンキャベツ

豚の肉々しい旨味が凝縮された詰め物に、Crispyな食感が面白いチリメンキャベツ。シナモンのような風味に、レンズ豆はクミンのようなスパイシーな香りが感じられる。1つ前の料理が「哲学」ということでシンプル&素材しっかりだったのに対してこちらはややエスニックというか面白い味。ワインはサンジョベーゼを合わせて頂きます。こちらは割としっかりめ。


鮟鱇・ココナッツ・サフラン

続いてパスタ。鮟鱇のラグーにココナッツをエスプーマのようにしてあり、上にはピンクペッパー。サフランの良い香りと合わさってこれまた初めて食べる組み合わせの味が面白い。見た目も美しく、もちろん味は美味い。(写真は一番上)


ボットーネ・リボッリータ・雉

雉が和風とは言いませんがちょっと優しい味わい。スープでありながらパスタという面白い仕様。この形のパスタもなかなか食べないけど面白い。パスタの中には野菜の詰め物がしてあってこちらも味としては優しく、トマトではないけどそれに近いマイルドな酸味があってこれまた美味しい。

蝦夷鹿のロース・ポレンタ・ゴルゴンゾーラ

赤身の旨味たっぷりな蝦夷鹿でしっかり肉が主張。とは言え食べた食感としてはしっとりとした上品な感じ。ビーツで赤身がかったゴルゴンゾーラが良いコク。メインはもうこれくらい赤身が好みです。

チーズ

そのあと初めて食べましたがブリア・サヴァラン・スペキュロス というチーズを頂きました。フレッシュチーズにベルギーで有名なスペキュロスというクッキーのようなお菓子がトッピングされたデザートチーズ。これもワインに合う!気に入ったのでその後ネットで買ってます。

ティラミス・コーヒーメレンゲ

軽くライム。マスカルポーネチーズも爽やか。このティラミスには本当に驚いた。何と言いますか、味そのものも食感も凄く軽やかで心地良く、このタイミングで食べるデザートとしては過去振り返ってもピカイチだったと思います。ティラミスの常識が変わる逸品。

横浜なかなか遠いところではありますが、宿泊してでもまた来たいなと思うレストランでした。流石サローネ。ごちそうさまでした。

Restaurant Guide by JUN FUJITA

また行きたいお店まとめ。場所は東京の神楽坂・飯田橋エリアが手厚め。ジャンルはイタリアンが多め。

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