Ristorante Kappas(表参道) |郷土料理のイイトコドリ&1皿ずつ記憶に残る。センス溢れる空間も素敵。

リストランテ カッパス (Ristorante káppas)

03-6419-7875

東京都港区北青山3-9-2 AQUAビル 1F


郷土料理を堪能できるということですが、郷土料理とは言え、エミリアロマーニャの店とかヴェネトの店とかトスカーナの店というエリア縛りではなく、全州の郷土料理が堪能出来るという仕様。特定の郷土料理のコースを選ばなければ要はイタリア全土の良いとこ取りのようなスタイルに成りますが、それがそれで全部旨いから文句無し。


お店としては空間の美しさというかスマートさが絶妙。シンプルでモダンなのですが品質感があって、良くあるイノベーション×フュージョン系の尖りすぎて落ち着かない感じまでは行き過ぎず、本当に質が良くて落ち着けるという内装。センスが抜群に良いのだと思います。


料理はどれも美味しくピックアップするのが難しいですが、アラビアータ風に仕上げてあるメジナ(魚メイン料理)が特別に美味しい。季節によって変わるようなので、その時々のスペシャルコースを選ぶことがおすすめ。


以下個別の料理についての感想。


鴨の薫製

一口の突き出しとして。薫製の良い香り。そしてオリーブオイルが旨い。


ローマのサラミ&生ハム&サラダ

かなりシンプルなスタイルなのですが塩味と旨味のバランスが抜群で好み。ガラス皿への盛り付けが美しい。


鰆のフライ

アンチョビが香るクリーム。薄らと酸味のあるソースが旨味もあって美味しい。仕立てもとても綺麗。


牡蠣のリゾット

甘みがあってジューシーなポロネギと牡蠣の相性が炸裂。牡蠣とポロネギの旨味にしっかり浸透した米。これは不味いはずがない、という逸品。


鹿肉のラグーパスタ

パスタはタヤリン。タヤリンとはタリオリーニのことで、ピエモンテ州ではタヤリンと呼ばれるらしいのですが、イメージするタリオリーニよりは若干細め。こちら自家製麺とのことですが旨かった。ラグーの鹿肉はしっかり肉ですが食べてみたら赤のような酸味もあり良いバランスに成っています。


魚料理

こちらは私が選択。メジナとトマトのアラビアータ。旨味があってジューシーなのにアラビアータのピリっと辛いトマトの味が良く合う。この組み合わせは初めて食べました。美味。何より見た目が鮮やかで美しいです。


ティラミス

最後はデザート。しっとりとして質感のある上品な味。こちらも見た目が綺麗。

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